【西国逆打ち】Day2.聖徳太子が人魚の為に開基した第32番札所「観音正寺」の御朱印

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令和2年3月20日~21日

前回終了した養老鉄道・池野駅を夜に出発!

次の札所「観音正寺」を目指します。

中山道「赤坂宿」に合流。

ここからは中山道をひたすら西へ進みます。

深夜0時を回り、公園で仮眠することに。

翌朝、日の出とともに出発!

近くの「美濃国分寺跡」に寄り道。

8世紀中頃の創建と伝わる国分寺は、東西230m・南北250mの広さを誇り、金堂・講堂・塔などの伽藍が建立されていたと伝わります。

中山道沿いには、多くの宿場町が残ります。

「垂井宿」では、大漁の鯉のぼりが空を舞います♪

「関ヶ原宿」では、関ヶ原合戦の武将たちの陣跡が!

戦国武将好きには堪りませんね♪

「徳川家康最初陣地」(桃配山)

壬申の乱にて天武天皇が陣を構え、兵士に山桃を配り、戦いに勝利したと伝わる故事から、この桃配山に家康が最初に本陣を構えたそう。

「藤堂高虎陣跡」

西軍の大谷吉継と相対した藤堂高虎・京極高知の兵約二万七千が布陣したそう。

「大谷吉継陣跡」(松尾山眺望地)

小早川秀秋の寝返りを予見した大谷吉継は、秀秋が布陣する松尾山を望めるこの高台に陣を張り、秀秋の兵一万三千に対して約二千の兵で三度の突撃を退けたそう。

「今須宿」は、美濃国と近江国の国境に位置し、この溝が当時の境であったそう。

「寝物語」の里とも呼ばれ、国境を挟んで両国の番所や旅籠があり、壁越しに寝ながら他国の人と話し合えたと伝わります。

「柏原宿」は、水量・水質に恵まれ、酒株は宿内合わせて百五十石が許可され、数軒の店が酒造りに励んだそう。

「醒井宿」を流れる地蔵川は、湧水に恵まれ、滋賀県の希少野生生物に指定される「ハリヨ」が生息します。

途中、こんな看板が!

Hマンって・・・気を付けましょう!!

朝から歩き続けること12時間。

陽が傾いた頃に「旧豊郷小学校」に到着。

アニメ「けいおん!」の聖地として知られます♪

「飛び出し坊や」もこんなに可愛らしい♪

流石に疲れたので、河原の東屋で仮眠・・・


翌朝、再び日の出とともに出発!

「愛知川宿」を越えて、

愛知川を渡ると、ようやく次の札所がある繖山が見えてきます。

繖山の登山道を登ること約30分、

2日掛かりでようやく西国第32番札所「観音正寺」に到着!

繖山「観音正寺」は、約1400年前、聖徳太子による開創と伝わります。

伝説では、推古天皇の御代、近江国を遍歴する聖徳太子の前に、湖面から人魚が浮かび上がり、「私は前世が漁師であり、殺生を業としていたため、このような姿になりました。繖山にお寺を建てて、私を成仏させてください。」と懇願されたため、太子自ら千手観音像を刻み、堂塔を建立したのが始まりとされます。

「仁王像」

「手水舎」

霊水・観音水として知られます。

「一言地蔵」

可愛らしい茅葺に樽型の祠に暮らすお地蔵様が、悩みを取り除き、勇気を与えてくださるそう♪

境内からは、近江の風景を一望できます♪

「縁結び地蔵堂」

男女・商売などの様々な悪縁を断ち、良縁を結んで下さるお地蔵様をお祀りします。

「本堂」

御本尊:千手千眼観世音菩薩をお祀りし、万事吉祥の縁結びの道場として、多くの参拝者が訪れます。

インド産の白檀23トンを使用し、8年かけて刻まれた総高6mの御本尊は圧巻で、是非とも一見の価値ありです!

【御朱印】

本堂内の納経所でいただきました。

隣接する「観音寺城跡」の御朱印もいただけます。


<観音正寺>

住所:滋賀県近江八幡市安土町石寺2

電話:0748-46-2549

拝観時間:8時~17時

拝観料:大人500円、中高生300円、小学生以下無料

駐車場:山上駐車場あり(通行料600円程度)

公式URL:http://kannon.or.jp/


お寺をあとにし、山道を徒歩5分ほどで「観音寺城跡」へ。

「観音寺城」は近江守護・佐々木六角の本城であり、中世の代表的な大山城とされます。築城には長い年月を経て、応仁2年(1468年)に完成したものの、天正10年(1582年)安土城とともに滅亡したそう。

城跡から山道を下り、「桑実寺」の境内を通ります。

令和2年3月21日 滋賀県近江八幡市の「桑實寺」へ。 繖山「桑實寺」(くわのみでら)は、白鳳6年、天智天皇の勅願寺院として、藤原...

引き続き、西国第31番札所「長命寺」を目指します。

<Day.2:81km、総歩行距離103km>

(Day.3へ続く)

令和2年3月21日 繖山から下山し、次の札所「長命寺」へ向かいます。 のどかな風景が広がります♪ 安土城跡...

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