【滋賀】日本で最初に養蚕技術を広めた「桑実寺」の御朱印

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令和2年3月21日

滋賀県近江八幡市の「桑實寺」へ。

繖山「桑實寺」(くわのみでら)は、白鳳6年、天智天皇の勅願寺院として、藤原鎌足の長男・定恵和尚の開山により創建されたそう。伝承では、湖国に疫病が流行した際、天皇の第四皇女・阿閇姫も病にかかり、病床で琵琶湖に瑠璃の光が輝く霊夢を見たそう。そのため、天皇が定恵和尚に法会を営せると、湖中より薬師如来が現れ、大光明により姫や人々の病が治ったため、御本尊としたと伝わります。

標高432.7mの繖山(きぬがさやま)の山中に位置し、麓の集落から500段以上の石段を登ると、ようやく境内に入ります。

「山門」

「桑實寺」の寺名は、定恵和尚が中国より桑の木を持ち帰り、この地で日本で最初に養蚕技術を広めたことに由来するそう。また、山号の「繖山」も、蚕が口から糸を散らし、マユをかけることに因みます。

山門をくぐってからも石段が延々と続きます。

近くの西国札所「長命寺」にも808段の石段がありますが、体感的にはそれ以上に思えます。

「地蔵堂」

明和6年(1769年)に建立され、縁結・子安地蔵尊として参拝者に親しまれます。

更に登り続けて、ようやく正面に本堂が見えてきます。

「鐘堂」

「大師堂」

天正4年(1576年)織田信長公により建立され、天台・伝教大師像が安置されていたものの、明治末期の風水害により大破し、大正2年(1913年)経堂として再建されたそう。

「本堂」

創建時より薬師如来信仰の祈願道場として栄え、戦国時代にも戦火に遭うことなく、南北朝時代に建立されたままの姿を残します。

虎の絵の奉納がたくさん!

絵馬も虎

【御朱印】

寺務所でいただきました。

西国薬師第46番霊場、びわ湖百八第71番霊場に指定されます。


<桑實寺>

住所:滋賀県近江八幡市安土町桑実寺292

電話:0748-46-4025

拝観料:300円、拝観時間:9時~17時(冬季16時)

駐車場:5台


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