平成29年5月30日
比叡山を歩く⑤
「青龍寺」から比叡山延暦寺「横川エリア」に向かいます。
京都一周トレイルに合流!
奥比叡ドライブウェイ沿いを進みます。
ここからは急なアップダウンもなく、気持ちよく歩けます♪
この辺りは奥比叡八景の一つ、二河の白道「極楽への道」だとか。
右手の琵琶湖の「貪欲の洪水」、左手の京都の「瞋恚の炎」に挟まれた真っすぐな白道に例えられ、娑婆世界の東岸(東塔)から浄土の西岸(横川)に向かって、貪愛や瞋憎にとらわれず、浄土往生を願う清浄の心で進めば、安楽の世界に至るそう。
「玉体杉」
西塔から横川までの峰道の中間地点であり、回峰行者はここで立ち止まり、御所に向かって玉体加持(天皇のご安泰を祈願)を行います。
琵琶湖の展望♪
平坦な山道に思わず走ってしまいます♪
標識に従い、右折すると、
またトンネルが!
やっぱり暗い・・・
再び、走って走って・・・
最後の上り階段を駆け上がり、
14時に「横川エリア」に到着!
新緑が気持ちいい♪
参道沿いには、親鸞聖人・道元禅師・日蓮聖人など比叡山で修業された各宗派祖師の布教伝道の様子を描いた絵看板が続きます。
「龍が池」
その昔、元三大師が毒気を吐く大蛇を悔い改めさせた「龍神」と、雨乞いの弁天さまとして知られる「龍が池弁財天女」を祀ります。
横川中堂への階段を登ります。
「横川中堂」
嘉祥元年(848年)慈覚大師圓仁が開創し、御本尊:聖観音菩薩を祀ります。
また、新西国観音霊場第18番札所でもあり、善男善女の信仰を集めます。
【御朱印】
堂内の授与所でいただきました。
「鐘楼」
「恵心堂」
恵心僧都源信の旧跡であり、御本尊:阿弥陀如来を祀る念仏三昧の道場だそう。源信はこの恵心堂にて「往生要集」や「二十五三昧式」などを著わし、後の浄土宗や浄土真宗の源となる日本浄土教の基礎を築いたとされます。
【御朱印】
横川中堂内の授与所でいただきました。
「箸塚弁天堂」
比叡山三弁天の一つです。
【御朱印】
元三大師堂にていただきました。
「四季講堂」(元三大師堂)
慈恵大師良源(元三大師)の住居跡と伝えられ、康保4年(967年)村上天皇の勅命により四季に法華経が論議されたことから、四季講堂とも呼ばれます。
現在のおみくじの形は、元三大師が考案したとされ、この元三大師堂はおみくじ発祥の地と伝わります。
魔除けの護符「角大師」
永観2年(984年)全国に疫病が流行し、人々の難儀を救うため、元三大師が鏡に自分の姿を映して坐禅を行うと、大師の姿が鬼(夜叉)に変わり、その姿を写し取った絵「角大師の影像」をお札として配布したところ、病魔退散の霊験があったそう。
【御朱印】
堂内の授与所でいただきました。
<比叡山延暦寺>
住所:滋賀県大津市坂本本町4220
電話:077-578-0001
拝観料:東塔・西塔・横川共通券 大人700円、中高生500円ほか
拝観時間:横川エリア 9時~16時(冬季9時半~15時半)
駐車場:無料(比叡山・奥比叡ドライブウェイは有料)
公式URL:http://www.hieizan.or.jp/
横川エリアの入口の脇から階段を登り、東海自然歩道を進みます。
再び、山道をどんどん登ります!
この先、仰木峠から下山し、大原を目指します。
仰木峠まで急なアップダウンが続きます!
またトンネルが!
やはり真っ暗・・・
どんどん下り、
どんどん登って、
15時すぎに仰木峠(標高573m)に到着!
大原の里(京都)と仰木の里(滋賀)を結ぶ峠であり、比叡山への信仰の道、義経伝説の道として、大昔より交通の要所とされました。
峠からは気持ちの良い下りを走ります♪
30分ほどで大原の田んぼ道に下山。
この後、「大原三千院」に立ち寄り、
庭園の可愛いお地蔵さまを眺めます♪
「大原三千院」の御朱印はこちら↓
続いて「寂光院」にも立ち寄ります。
「寂光院」の御朱印はこちら↓
最後は、最寄り駅までロードを8kmほど走ります。
もっと早く知りたかった・・・
18時に叡山電鉄「八瀬駅」に到着!
本日は走行距離25kmほどで、いい運動になりました♪
比叡山の千日回峰行も興味津々ですが、これよりきついのを7年間とは・・・修行の奥深さが少しだけ垣間見えました。また紅葉の時期にでも再訪したいと思います。
比叡山を歩く(完)
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