【西国巡礼】Day11-1.身丈10mの十一面観世音菩薩を祀る第8番札所「長谷寺」の御朱印

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平成29年4月23日

西国三十三所巡礼11日目①

昨日の続き、近鉄「橿原神宮前駅」を9時に出発!

東へ徒歩5分ほどで「孝元天皇陵」へ。

正式には剣池嶋上陵といい、第8代孝元天皇(在位:前214~158年)の御陵とされますが、「古事記」や「日本書紀」にも孝元天皇の記述は殆どなく、実在自体が不明だとか。

更に東へ1kmで「向原寺」へ。

「向原寺」は、欽明天皇13年(552年)百済の聖名王が朝廷に献上した金銅釈迦佛(日本初渡来の仏像)蘇我稲目が賜り、豊浦寺を建立したのが始まりとされます。

「向原寺」の御朱印はこちら↓

平成29年4月23日 奈良県高市郡明日香村の「向原寺」へ。 太子山「向原寺」は、欽明天皇13年(552年)百済の聖名王が朝廷に献...

折角なので、近くの甘樫丘の展望台へ寄り道することに。

畝傍山(右端)や遠くに葛城・金剛山系が一望できます♪

甘樫丘から徒歩10分、10時に「飛鳥寺」へ。

「飛鳥寺」は、崇峻天皇元年(588年)蘇我馬子が創立した日本最初の本格的寺院とされ、創建時は塔を中心に東西と北に金堂を配し、外側に回廊を巡らせた壮大な伽藍であったそう。

「飛鳥寺」の御朱印はこちら↓

令和3年5月26日 奈良県高市郡明日香村の「飛鳥寺」へ。 「飛鳥寺」は、崇峻天皇元年(588年)蘇我馬子が創立した日本最初の寺と...

続いて約1.5km北上すると、見渡す限りの畑全体が飛鳥最大の寺院とされる「大官大寺跡」だとか!

このあと向かう香具山も見えます。

香具山の麓には「法然寺」があります。

「法然寺」は、その名のとおり、法然上人が聖徳太子御誕生地・橘寺へ立ち寄った帰路に、村人に念仏往生の教えを説いた少林院という仏堂が由来とされ、法然上人25霊場の第10番札所でもあります。

「法然寺」の御朱印はこちら↓

平成29年4月23日 奈良県橿原市の「法然寺」へ。 香久山少林院「法然寺」は、法然上人が高野山へ参詣の折、聖徳太子御誕生地・橘寺...

香具山へ向かう途中、みるく工房「飛鳥」さんで濃厚な大和茶ソフトをいただきました。

小休憩のあとは、香具山へ登ります。

標高も150mほどなので、10分位で展望台に到着!

ここからも畝傍山と背後に葛城・金剛山系が一望できます♪

草だらけのハイキング道を下ると、

「月の誕生石」なるものが!

言い伝えでは、とても綺麗な丸石が人肌のように温まって、夕焼け空の如く輝きだし、お腹の辺りに白く帯状の模様が現れたそう。ある晩、山から赤ちゃんの泣き声が聞こえ、山の頂からお月様が顔を出したが、翌朝、丸石の胸の辺りに赤ちゃんの足跡が残っていたとか。

下山し、飛び出し坊やを発見!

1kmほど進み、12時に「御厨子観音」へ寄り道。

「御厨子観音」(妙法寺)は、霊亀2年(716年)阿倍仲麻呂らと共に遣唐使に選ばれた吉備真備が、無事の帰国に感謝し、天平7年(735年)に観音堂を創建したことが始まりだそう。

「御厨子観音」の御朱印はこちら↓

平成29年4月23日 奈良県橿原市の「御厨子観音 妙法寺」へ。 「御厨子観音 妙法寺」は、霊亀2年(716年)遣唐使に選ばれ、阿...

更に1.5kmほど東へ進み、「安倍文殊院」へ。

「安倍文殊院」は、孝徳天皇の勅願により、大化の改新(645年)の左大臣・安倍倉梯麻呂が、安倍一族の氏寺「安倍寺」を創建したのが始まりとされ、日本三文殊の第一霊場「大和安倍の文殊さん」として知られます。

「安倍文殊院」の御朱印はこちら↓

令和4年1月9日 奈良県桜井市の「安倍文殊院」へ。 「安倍文殊院」は、孝徳天皇の勅願により、大化の改新(645年)の左大臣・安倍...

「長谷寺」へ向かう途中、「等彌神社」の看板を見かけて、立ち寄ることに。

「等彌神社」は、御祭神:天照皇大神を祀り、千数百年の歴史を有するとされます。背後の鳥見山の山頂付近には、初代天皇・神武天皇が天皇に即位した大嘗祭を行ったと伝わるが残ります。

「等彌神社」の御朱印はこちら↓

平成29年4月23日 奈良県桜井市の「等彌神社」へ。 「等彌神社」(とみじんじゃ)は、鳥見山の西麓に鎮座し、10世紀前半に制定さ...

いよいよ本日の目的地:西国第8番札所「長谷寺」へ向かい、一路、東へ6kmほど走ったり歩いたりで、15時半にようやく参道が見えてきました!

豊山「長谷寺」は、朱鳥元年(686年)道明上人が天武天皇の病気回復を祈願して創建し、神亀4年(727年)西国巡礼の開祖・徳道上人が霊木から十一面観世音菩薩を造立したと伝わります。

また、現在では、真言宗豊山派の総本山として、全国に末寺三千余ヶ寺、檀信徒は約三百万人とも言われるそう。

「仁王門」

明治27年(1894年)に再建され、両脇に仁王像、楼上に釈迦三尊十六羅漢像を安置します。

手水の

延々と続く「登廊」

長歴3年(1039年)春日大社の社司中臣信清が子の病気平癒の御礼に建造し、108間・399段・上中下の三廊に分かれます。

「蔵王堂」

天正5年(1577年)に創建され、御本尊:蔵王権現を祀ります。

「本堂」

御本尊:十一面観世音菩薩は、御身丈三尺三寸(約10m)あり、右手に錫杖を持ち、大磐石の上に立つお姿で、源氏物語や枕草子にも「初瀬詣」として語られるそう。

絵馬

本堂の舞台からは、新緑の境内が一望♪

「大黒堂」

巨大な「打ち出の小槌」「福袋」があり、福徳幸運・富貴福沢のご利益があるそう。

「開山堂」

「五重塔」

昭和29年、戦後日本に初めて建てられた五重塔です。

【御朱印】

本堂内の授与所でいただきました。

【御朱印帳】

カバーなし、小さいサイズです。

牡丹の絵柄が美しいですね♪

ちょうど「ぼたん祭り」が開催中でしたが、この日は数が少なめでした。

また、花のお寺と言われるとおり、6月には紫陽花も見事ですよ♪


<長谷寺>

住所:奈良県桜井市初瀬731-1

電話:0744-47-7001

拝観料:大人500円、小人250円

拝観時間:8時半~17時(冬季:9時~16時半)

駐車場:70台(500円)

公式URL:http://www.hasedera.or.jp/


続いて、西国番外札所「法起院」へ向かいます。

(Day11-2に続く↓)

平成29年4月23日 西国三十三所巡礼11日目② 第8番札所「長谷寺」に続いて、参道沿いの番外札所「法起院」へ。 「法起院...

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