平成29年4月22日
西国三十三所巡礼10日目②
高取城址から山道を明日香村方面へ下り、西国第7番札所「岡寺」を目指します。
途中「御朱印あります!」の看板を見かけて、14時半に「宗泉寺」へ!
「宗泉寺」は、元禄11年(1698年)高取藩の初代藩主・植村家政の邸宅移転に伴い、その跡地に植村家の菩提寺として創建されたそう。
「宗泉寺」の御朱印はこちら↓
山道から舗装された林道になり、日本の原風景のような水車小屋が♪
どんどん北上して「キトラ古墳」へ寄り道。
「キトラ古墳」は、日本で2番目に発見された壁画古墳であり、7世紀末~8世紀初めに造られた、天武天皇の皇子・高市皇子や百済王昌成の古墳でないかと推測されるそう。石室の天井には現存する世界最古の天文図が、壁には四神や十二支が描かれています。
展望台から歴史公園を望む♪
高松塚古墳を横目に、更に北上すると、
「鬼の雪隠(せっちん)」
「鬼の俎(まないた)」
言い伝えでは、この地方に棲む鬼が、通行人を騙してこの「俎」で調理し、「雪隠」で用を足したとか!!
「天武持統天皇陵」
「亀石」
大和が湖であった頃、対岸の当麻と川原がけんかし、湖の水を当麻に取られたため、死んだ亀を供養したと伝わります。この亀石が当麻側を向いたとき、大和盆地が泥沼になるとか!!
10分ほど東進し、16時前に「橘寺」へ。
「橘寺」は、敏達天皇元年(572年)聖徳太子誕生の地とされ、欽明天皇の別宮「橘の宮」を推古天皇の勅願により、太子が改造して橘樹寺を建立したのが始まりとされます。
「橘寺」の御朱印はこちら↓
1kmほど進んで、16時半に西国第7番札所「岡寺」へ。
東光山「岡寺」は、約1300年前、天智天皇の勅願により、義淵僧正が建立したそう。正式名は「龍蓋寺」ですが、古来よりこの土地の名「岡にある寺」=「岡寺」と親しまれており、日本最初の厄除霊場として、参拝者が絶えません。
「仁王門」
「庭園」の牡丹
「鐘楼堂」
「龍蓋池」
飛鳥の地を荒らし農民を苦しめていた悪「龍」を、義淵僧正が法力でこの池の中に封じ込め、大きな石で「蓋」をしたことから、「龍蓋寺」と名付けられたそう。
「本堂」
奈良時代に制作された高さ約5mの御本尊:如意輪観音座像を祀ります。如意輪観音の最古の遺例であり、日本最大の塑像(土でできた仏像)として日本三大仏に挙げられるそう。
(※他の日本三大仏=「銅像」東大寺:毘盧遮那仏、「木造」長谷寺:十一面観世音菩薩)
絵馬
「十三重石塔」と石楠花
「奥の院」石窟
石窟の奥には弥勒菩薩座像が安置されます。
「三重宝塔」
石楠花の道から本堂を見下ろします♪
【御朱印】
本堂内の授与所でいただきました。
西国第7番札所「厄除大悲殿」
奥の院「弥勒」
<岡寺>
住所:奈良県高市郡明日香村岡806
電話:0744-54-2007
拝観料:一般400円、高校生300円、中学生200円
拝観時間:8時~17時(冬季~16時半)
駐車場:周辺の有料Pを利用
公式URL:http://www.okadera3307.com/
次いで「岡寺」近くの「石舞台古墳」へ向かうも、17時で終了とは・・・
駅まで歩く途中で「川原寺跡」を通過。
4kmほど歩いて、本日は18時に近鉄「橿原神宮前駅」で終了。
次回は、第8番札所「長谷寺」へ向かいます。
平成29年4月22日(Day10:34km、これまでの歩行距離394km)
(Day11-1へつづく↓)
🌸西国三十三所観音霊場の【御朱印】まとめ
🌸奈良の【御朱印】まとめ
<楽天広告>