平成30年3月3日
西国三十三所巡礼28日目
昨年終了したJR小浜駅を18時に出発!
琵琶湖に浮かぶ第30番札所「宝厳寺」へ向かいます。
丹後街道(R27)を東進し、湯岡橋を渡ります。
2kmほど進み、街道沿いのラーメン「こく亭」で夕食!
こくチャーシュー大盛 1,000円
まるでファストフードのように、びっくりする速さで到着!!
でも、大きなチャーシューがとても柔らかく、麺も最後まで伸びずに美味しかったです♪
ネギがかけ放題なのも嬉しい♪
道路上には全く雪はないものの、駐車場には大雪の名残がたくさん!
この街道は「鯖街道」とも呼ばれ、最盛期の江戸時代には一日千頭もの牛馬が行き交い、若狭の魚介類(特に鯖)を近江や京都に届けたそう。
駅から12kmほどで、若狭街道(R303)へ右折。
気温が下がり、とうとう0℃に・・・
更に5kmほどで熊川宿に到着!
鯖街道「熊川宿」は、天象17年(1589年)小浜城主・浅野長政が、交通・軍事の要衝として諸役免除の布告を発するなど、特に江戸時代には近江国境に接する宿場町として栄えたそう。
22時前に道の駅「若狭熊川宿」に到着!
顔出しパネルもあります♪
どこかでテント泊の予定でしたが、登山風の先客も寝ていたので、休憩スペースで仮眠することに♪ でも、建物内だと油断していましたが、寒くて殆ど寝れず・・・
翌朝6時半に道の駅を出発!
峠道をひたすら登り、トンネルを越えると、
山あいの集落には、雪がたくさん残ります。
雪をザクザク踏みしめるのも楽しいですね♪
陽が出ても気温はマイナス・・・寒い!
12kmほど進み、滋賀県に入ると、太陽も上がって暖かくなってきました。
9時半に近江今津駅前の観光船乗り場に到着!
次の札所は、琵琶湖に浮かぶ竹生島にあるため、この巡礼旅で唯一自分の足では行けません・・・10時半の便まで休憩します♪
冬季は今津港~竹生島往復(2590円)のクルーズは、1日2便(土日祝のみ)しかありません。復路は、長浜港への変更もできます。
船上から見る中央分水嶺「高島トレイル」の山々♪
標高974mの三重嶽(さんじょうがたけ)をはじめ、全長80kmのトレイルが続きます。以前に全山縦走しましたが、水場が少なくかなりタフなコースです!
公式URL:https://takashima-trail.jp/
30分ほどの船旅で、竹生島に到着!
山の傾斜を生かして、第30番札所「宝厳寺」の諸堂が配置されています。
拝観受付を抜けて階段を登ります。
竹生島「宝厳寺」は、神亀元年(724年)聖武天皇が天照皇大神の霊夢により、「江州の湖中にある小島は弁才天の聖地であり、寺院を建立すれば国家泰平・五穀豊穣・万民豊楽となる」とのお告げに従い、僧行基を勅使として堂塔を開基したのが始まりとされます。行基は、自ら刻んだ弁才天像を本堂に安置し、翌年、千手観音像を観音堂に安置したそう。以来、多くの天皇が行幸し、伝教大師、弘法大師も修行したと伝わります。
「参道」
「瑞祥水」
弁才天の御託宣により、平成14年に掘られた霊泉であり、深さ230m(湖底下約130m)から湧く清浄水です。
「手水舎」の龍
「本堂」(弁才天堂)
開山時に僧行基が開眼した御本尊:大弁才天をお祀りし、「富貴・名誉・福寿」「愛嬌縁結び」「子孫」などを恵む神とされます。江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁財天」の中で、最も古い弁財天だそう。
「三重塔」
江戸初期に焼失するも、平成12年に古来の工法により、約350年ぶりに復元したそう。
島内は、急階段だらけです。
「唐門」や「観音堂」は残念ながら工事中ですが、観音堂には、西国第30番札所の御本尊:千手観世音菩薩をお祀りします。
「舟廊下」
豊臣秀吉公の御座船「日本丸」の船櫓を利用したと伝わります。
「竜神拝所」
竹生島のパワースポットの一つとして、宮崎鳥居に「かわらけ」を投げると、願い事が成就すると伝わります。
「都久夫須麻神社」(竹生島神社)
秀吉公が伏見城の「日暮御殿」を寄進し、神殿としたと伝わります。
【御朱印】
納経所にていただきました。
西国第30番札所「大悲殿」
「大弁才天」
<宝厳寺>
住所:滋賀県長浜市早崎町1664-1
電話:0749-63-4410
拝観料:大人400円、小学生300円
公式URL:http://www.chikubushima.jp/
船の時間の関係で、上陸時間は80分ほどですが、十分に散策できます。(納経所は大渋滞でしたが・・・)
港へ戻ると、長浜港行きの船もカッコいい!
12時すぎに竹生島を後にします。背後には伊吹山も見えますね。
今津港に戻り、湖岸沿いを南下し、次の札所へ向かいます。
「二ツ石大明神」
沖合約100mの湖中に2つの岩「二ツ石」があり、毎年7/28に雨乞いの神事が行われます。
道路のあちこちに「飛び出し坊や」が並びます♪
滋賀県東近江市が発祥の地とされ、初音ミクやけいおん!Ver.もあるそう。
京大津道と北国街道の分岐点です。
高島バイパス(R161)は歩道がなく危険なので、西近江路を進みます。
港から15kmほど進むと、「白髭神社」の湖中鳥居が見えてきます。
「白鬚神社」は、垂仁天皇25年に倭姫命が社殿を創建した近江最古の大社と伝わり、御祭神:猿田彦命の白髪・白鬚のお姿が社名の由来と伝わります。
「白鬚神社」の御朱印はこちら↓
比良山系の山々を眺めながら、湖岸道路を進みます。
近江舞子駅付近で日が暮れてきました。綺麗な夕焼け♪
家に帰れるギリギリまで歩いて、本日は20時にJR和邇駅で終了!
次回は、琵琶湖大橋を渡り、第31番札所「長命寺」を目指します。
平成30年3月3日(Day28:69km、これまでの歩行距離1098km)
(Day29へつづく↓)
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