平成28年10月22日
西国三十三所巡礼5日目
金曜終電で前回終了した紀伊内原駅へ。
また駅のベンチで仮眠してから、早朝4時半に出発!
まだ真っ暗ななか、熊野古道九十九王子を巡ります。
鹿ヵ瀬峠への登りは、九十九王子を巡る古道のうち現存最長の石畳が約500mも続きます。
峠には、馬頭観音や痔のお地蔵さまが!
古道沿いの「糸我稲荷神社」へ。
「糸我稲荷神社」は、本朝最初つまり最古のお稲荷さんだそうで、古くから五穀豊穣や熊野参詣の無事(特に猪など動物による被害)を祈願したそうです。
【御朱印】
宮司さんが話好きな方で、しっかり話し込んでしまいました♪
<糸我稲荷神社>
古道に戻るとこのあたりはミカンとキウィの産地で、道沿いに畑が広がります。
ちょうどお昼頃でお腹を空かせて歩いていたら、親切な農家のお母さんからキウィの差し入れが♪でも、柔らかくなってから食べてね!と言われ、結局家までお預けです😢
最後の峠を越えて海南市に入ると、久しぶりに海が見えます。
う~ん、雨でガスっているのが残念・・・
山道を下って「藤白神社」を参拝。
「藤白神社」は、全国200万人の鈴木さん発祥の地とされ、鈴木さんは熊野地方の神官を受け継ぐ家系と伝わります。全国に熊野信仰が広まり、熊野神社が建てられると、神官である鈴木さんが各地に派遣されたそうです。
境内には「全国の鈴木さんいらっしゃい」の幟もありました!
【御朱印】
授与所でいただきました。
<藤白神社>
神社脇にある全国の鈴木さんの総本家「鈴木屋敷」は、残念ながら倒壊の危険が・・・
鈴木さんたち頑張れ!!
国道沿いのSUZUKIにも「全国鈴木姓発祥のまち海南」の文字が!
第1番札所「青岸渡寺」から、熊野古道を5日間・約220kmを歩いて、ようやく第2番札所「紀三井寺」へ到着!
「紀三井寺」は、正式には「紀三井山金剛宝寺護国院」と称され、光仁天皇の宝亀元年(770年)唐僧・為光上人による開基と伝わります。紀州の三つの井戸があるお寺として名付けられ、今も境内には「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の清水が湧き出ています。
「結縁坂」
参拝者泣かせの急坂は、江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門と玉津島神社の宮司の娘「おかよ」との出逢い・結婚の由縁ある「結縁坂」と名付けられ、結ばれたいと願う恋人が登ると良縁成就の御利益があるそう。
ちなみに231段ある階段の登段最速記録は、元陸上100m日本記録保持者・青戸慎司氏の21.9秒だとか!!
「本堂」
御本尊:十一面観世音菩薩をお祀りし、厄除・開運・良縁成就・安産・子授けの御利益があるそう。
【御朱印】
本堂内の授与所でいただきました。
<紀三井寺>
住所:和歌山県和歌山市紀三井寺1201
電話:073-444-1002
拝観料:大人200円、小中学生100円、拝観時間:8時~17時
駐車場:寺営Pあり(3時間300円)
公式URL:http://www.kimiidera.com/
JR和歌山駅まで歩く途中で、紀伊國一之宮「日前神宮・國懸神宮」を参拝。
「日前神宮・國懸神宮」は、同一境内にある創建2,600年を遡る由緒ある神社です。日本書紀によると、天照大御神が天の岩窟に隠れた際、御心を慰めるため、先に鋳造された御鏡前霊(さきみたま)を日前國懸両神宮の御神体として、後に鋳造された御鏡を伊勢神宮の御神体として奉祀されたそう。
【御朱印】
社務所でいただきました。
<日前神社・國懸神社>
翌日も第3番札所「粉河寺」まで進む予定でしたが、あまりの土砂降りに戦意喪失・・・
今回は、和歌山駅で終了しました。
平成28年10月22日(Day5:52km、これまでの歩行距離220km)
(Day6へつづく↓)
🌸西国三十三所観音霊場の【御朱印】まとめ
🌸和歌山の【御朱印】まとめ
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