平成29年4月22日
西国三十三所巡礼10日目①
前回(4/16)の続き、近鉄「大和八木駅」を9時にスタート!
第6番札所「壷阪寺」、第7番札所「岡寺」を目指します。
南へ1.5kmほど進み「おふさ観音」へ。
「おふさ観音」は、天明年間(1780年代)妙円尼の創建と伝わり、長寿とぼけ封じの祈願や、バラとハーブの花の寺として有名だそう。
「おふさ観音」の御朱印はこちら↓
更に南西へ1.5kmほどで「神武天皇陵」へ。
「神武天皇陵」は、畝傍山の麓、橿原神宮に北接する円丘にあり、八咫烏に導かれて大和地方を平定した初代天皇・神武天皇(在位:前660~前585年)の陵とされます。
「橿原神宮」へと続く遊歩道をのんびり歩きます。
「若桜友苑」
戦没者の英霊を慰める慰霊公苑であり、多彩な花々が咲く美しい庭園です。
太平洋戦争末期の「海軍飛行隊練習生」や航空母艦「瑞鶴」の戦没者慰霊碑が建立されています。
更に遊歩道を進み、10時に「橿原神宮」へ。
「橿原神宮」は、神武天皇が豊かで平和な国づくりを目指して、畝傍山の麓に橿原宮を創建したのが始まりとされ、日本建国の地とも呼ばれます。
「橿原神宮」の御朱印はこちら↓
深田池を抜け、線路を越えて直ぐの「久米寺」へ。
「久米寺」は、聖徳太子の弟君・来目皇子により建立され、神通飛行術を修得した久米仙人が暮らしたとの伝説があります。
「久米寺」の御朱印はこちら↓
国道に出て、11時に「丸山古墳」へ。
「丸山古墳」は全国で6番目、奈良県最大の規模(全長約310m)をもつ前方後円墳であり、6世紀後半頃に築造された天皇クラスの陵墓と考えられています。
国道を南下し、柿の葉寿司で腹ごしらえ♪
特に鯖が絶品で、テカリものが苦手な人でも臭みが全くないので美味しくいただけます!
飛鳥駅を通り過ぎると、かわいいお地蔵様が♪
更に4kmほど南下し、「壷阪寺」へのハイキング道を進みます。
石仏を横目にどんどん登ると、
12時半に西国第6番札所「壷阪寺」へ到着!
「壷阪寺」は、大宝3年(703年)元興寺の弁基上人がこの山で修行した際、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んで祀ったのが始まりとされ、後に元正天皇の勅願寺となったそう。
平安期には、長谷寺とともに定額寺に列せられ、清少納言が「枕草子」のなかで「寺は壷阪、笠置、法輪・・・」と霊験寺の筆頭に挙げています。
「仁王門」
「仁王像」
「多宝塔」
この日は、平安中期の秘仏・大日如来像が御開帳中でした!
「夫婦観音」
境内には、至る所に巨大な観音石像が!
「大釈迦如来石像」
これらの大石佛群はインドから招来され、特に大釈迦如来石像は身丈10m・台座5mもあるそう。
「手水舎」
「三重塔」
明応6年(1497年)再建されたそう。
鬼!!
「お里・澤市の像」
「礼堂」
礼堂に続く本堂八角円堂には、御本尊:十一面千手観世音菩薩を祀り、目の観音様として広く信仰されます。
「め」の絵馬
「石造仏伝図浮彫」
南インドで延べ57,000人の石彫師により製作され、高さ3m・延長50mもあります。
いろんな「仏足石」
「大石堂」
インドのアジャンタ・エローラ石窟寺院をモデルに造られ、身丈3mの十一面千手観音菩薩像を祀ります。
「大観音石像」
インドハンセン病救済事業の縁により、インドから招来したもので、南インドの3億年前の古石が提供され、全長20m・全重量1,200tあるそう。
「大涅槃石像」
涅槃像は、すべての教えを説き終えて入滅せんとする釈迦の姿を顕しているそう。
【御朱印】
礼堂横の授与所でいただきました。
西国第6番札所「普照殿」
「大日如来」
(※R2.2.11追記)
江戸時代の復刻御朱印「千手観世音」
大観音の御朱印「慈眼放光」
<壷阪寺>
住所:奈良県高市郡高取町壷阪3
電話:0744-52-2016
拝観料:大人600円、小人100円、拝観時間:8時半~17時
駐車場:80台(500円)
公式URL:http://www.tsubosaka1300.or.jp/
次いで、高取城址ハイキング道を15分ほど登り、「奥の院」(五百羅漢)へ。
「五百羅漢」
更に登山道を30分ほど登り、高取山山頂(標高584m)の「高取城址」へ。
「高取城址」
日本三大山城の一つであり、戦国時代に豊臣秀長により完成し、江戸時代には高取藩主植村家が城主となり、城下町から城までの比高(446m)が全国で最も高い山城として有名です。
明日香村への下りでは、飛鳥時代の製作とされる「猿石」がお出迎え♪
続いて、第7番札所「岡寺」へ向かいます。
(Day10-2に続く↓)
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