平成29年8月31日
西国三十三所巡礼17日目①
前回の続き、JR京都駅を9時に出発!
西国第20番札所「善峯寺」を目指します。
駅前の吉野家で腹ごしらえを済ませ、一路西へ。途中「東寺」の境内を通ります。
世界遺産「東寺」は、平安遷都とともに建立された国立寺院を、嵯峨天皇より託された弘法大師空海が、密教の主尊:大日如来を境内の中心に据え、広大な寺域に曼荼羅を表現したと伝わります。
「東寺」の御朱印はこちら↓
国道1号線を南下、十条通りを西へ1kmほどで「吉祥院天満宮」へ。
「吉祥院天満宮」は、承平4年(934年)朱雀天皇が菅原道真公を尊崇して勅祀した初の天満宮であり、遣唐使であった道真公の祖父が唐へ向かう船上で霊験を得た吉祥天女が祀られます。
「吉祥院天満宮」の御朱印はこちら↓
再び歩き始めると、気温が30度超え・・・暑い!!
西へ進み「久世橋」を渡ると、
桂川と青空、涼しい風に癒されます♪
JR桂川駅の高架をくぐり、
線路沿いの綺麗な側道を南へ。
京都銀行のモダンなビルの前は、黄色い並木道♪
JR向日町駅前では、激辛商店街のマスコット「からっキー」がお出迎え♪
駅前からは西国街道に入ります。
西国街道は、京都の東寺口から摂津西宮を経て、さらに西へ向かう幹線街道であり、天正20年(1592年)天下統一を果たした豊臣秀吉の朝鮮出兵に伴って着手され、秀吉の「唐入り」に際して整備した道「唐海道」とも呼ばれたそう。
あちこちに京都マラソンのポスターが貼られていましたが、なかなか斬新ですね!
ひたすら西へ進み、山あいに近づくにつれて、田舎の良い雰囲気に♪
京都縦貫道の高架をくぐると、すぐに「十輪寺」が見えてきます。
「十輪寺」(業平寺)は、嘉祥3年(850年)文徳天皇が染殿皇后の安産祈願のために伝教大師作と伝わる延命地蔵菩薩を安置したのが始まりとされ、在原業平が晩年閑居し、塩焼きの風情を楽しんだと伝わります。
「十輪寺」の御朱印はこちら↓
更に峠道を登っていくと、なんだこれは??
「十輪寺」から登り坂を歩くこと30分、12時半に西国第20番札所「善峯寺」の赤い橋が見えてきました。
更に九十九折の坂道を登り、ようやく山門へ。
西山「善峯寺」は、長元2年(1029年)源算上人が小堂に自作の千手観音をお祀りしたのが始まりとされ、長元7年(1034年)後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号が下賜されたそう。
しかし、応仁の乱により大半の坊が焼失し、江戸時代に徳川5代将軍綱吉公の生母・桂昌院により、現存の多くの諸堂が復興されたそう。
「東門」
「楼門」
運慶作、源頼朝寄進と伝わる金剛力士像が安置されます。
「手水舎」
「観音堂」(本堂)
元禄5年(1692年)桂昌院の寄進により建立され、仁弘法師作の御本尊:千手観世音菩薩を祀ります。
山の中腹に3万坪もある境内は、一周約30分ほどで回れる回遊式庭園となっています。
まるでお城の石垣のようですね!
「遊龍の松」
樹齢600年以上、全長37mもある五葉松は、主幹が地を這うように伸び、臥龍が遊ぶ様に見えることから名付けられたそう。
「多宝塔」
元和7年(1621年)に建立され、御本尊:愛染明王を祀ります。
「幸福地蔵」
「薬師堂」
元禄14年(1701年)に建立され、桂昌院出生の由緒から、御本尊は出世薬師如来と呼ばれます。
山上の境内からは、京都市街を望む素晴らしい眺めが♪
【御朱印】
本堂内の授与所でいただきました。
<善峯寺>
住所:京都市西京区大原野小塩町1372
電話:075-331-0020
拝観料:大人500円、高校生300円、小中学生200円
拝観時間:8時~17時
駐車場:150台(500円)
公式URL:http://www.yoshiminedera.com/
続いて、峠道をひらすら進み、西国第21番札所「穴太寺」へ向かいます。
(Day17-2へつづく↓)
🌸西国三十三所観音霊場の【御朱印】まとめ
🌸京都の【御朱印】まとめ(お寺編)
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