平成29年5月14日
西国三十三所巡礼14日目①
自宅から近鉄電車を乗り継ぎ、宇治へ向かいます。
幸先よく、斎宮のラッピング車輛でした♪
先週の続き、JR「宇治駅」を8時半にスタート!
宇治橋を渡り、北上します。
3kmほど歩くと、「萬福寺」へ到着!
黄檗山「萬福寺」は、寛文元年(1661年)中国僧隠元隆琦禅師による開創です。中国明朝時代の臨済宗を代表する禅師は、日本からの度重なる招請に応じて、承応3年(1654年)に来朝し、中国と同じ寺名を名付けたそう。
叩いて時を報せる、魚形の開梆(かいぱん)で有名ですね!
「萬福寺」の御朱印はこちら↓
更に3kmほど進んで、京都市へ入ります。
「乳薬師」の道標が気になり、「法界寺」へ立ち寄ることに。
「法界寺」は、弘仁13年(822年)藤原家宗が慈覚大師円仁より贈られた伝教大師最澄自刻の薬師如来小像をお祀りし、永承6年(1051年)日野資業がその小像を胎内仏として薬師堂を建立したのが始まりとされます。御本尊は、胎児を宿す婦人の姿として、安産・授乳の御利益があるとされ、日野薬師・乳薬師とも呼ばれます
「法界寺」の御朱印はこちら↓
再び3kmほど進んで、11時半に西国第11番札所「醍醐寺」に到着!
世界遺産「醍醐寺」は、貞観16年(874年)聖宝理源大師が上醍醐山上で地主横尾明神の示現により、醍醐水の霊泉を得て小堂宇を建立し、准胝・如意輪の両観音像を安置したのが始まりとされます。
延喜7年(907年)醍醐天皇の御願による薬師堂が建立され、五大堂の落成により上醍醐の伽藍が完成し、また、延長4年(926年)の釈迦堂、天暦5年(951年)の五重塔の落成により、下醍醐の伽藍も完成されました。
「総門」
「三宝院庭園」
慶長3年(1598年)豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して、自ら基本設計をした庭と伝わり、表書院から庭園全体を見渡せます。
「唐門」
門跡寺院の三宝院にあり、朝廷からの使者を迎える時にだけ扉を開いた勅使門です。
「仁王門」
慶長10年(1605年)豊臣秀頼が再建したとされ、平安後期の長承3年(1134年)に仏師勢増・仁増により造立された仁王像を祀ります。
紅葉も綺麗でしたが、新緑もなかなか♪
「金堂」
延長4年(926年)醍醐天皇の御願により創建され、醍醐寺の中心のお堂として御本尊:薬師如来坐像を祀ります。
「五重塔」
京都府で最古の木造建築物であり、醍醐天皇のご冥福を祈るため、朱雀天皇が起工し、村上天皇の天暦5年(951年)に完成したそう。
「不動堂」
堂内には不動明王を中心に五体の明王を奉安しており、堂前の護摩道場では世界平和など様々な祈願が行われます。
「観音堂」(旧大講堂)
本来の西国11番札所である上醍醐の「准胝堂」が、平成20年の落雷による火災で焼失したため、観音堂にて御本尊:准胝観世音菩薩が安置されます。
水面に浮かぶ「弁天堂」
【御朱印】
観音堂内の授与所でいただきました。
西国第11番札所「根本准胝尊」
役行者霊蹟札所「神変」
以前いただいた御朱印はこちら↓
<醍醐寺>
住所:京都市伏見区醍醐東大路町22
電話:075-571-0002
拝観料:800円、拝観時間:9時~17時(冬季16時)
駐車場:100台(5時間700円)
公式URL:https://www.daigoji.or.jp/
紅葉の「醍醐寺」の御朱印はこちら↓
次いで、山上の上醍醐に向かいます。
山頂・開山堂までは、山道を約2.6km・約1時間の標識が!!
「女人堂」
上醍醐への登山口にあり、昔は女性がここから山上の諸仏を拝んだそう。
いよいよ登山道の始まりです!
急勾配の階段が続きます。
まだまだ続きます・・・
ひたすら階段を登ること30分、ようやく上醍醐の社務所に到着!
「醍醐水」
聖宝理源大師が霊力で発見した醍醐寺発祥の霊泉であり、現在でも飲むことができます。
ミネラルが豊富な味がしました♪
「薬師堂」
延喜13年(913年)醍醐天皇の御願堂として創建され、御本尊:薬師三尊像を祀ります。
「五大堂」
薬師堂と同じく延喜13年(913年)に創建され、御本尊:五大明王を祀ります。
「如意輪堂」
貞観18年(876年)聖宝理源大師が「准胝堂」と共に最初に建てた建物であり、御本尊:如意輪観音像を祀ります。
「開山堂」
延喜11年(911年)理源大師の弟子・観賢僧正により建立され、理源大師像を奉安します。
下醍醐には戻らず、山を越えて西国12番札所「岩間寺」へ向かいます。
一転して急坂を下ります。
少し下ると、右「奥院本宮道」の道標があり、もちろん立ち寄ることに。
気持ちの良いトレイルや、
アップダウンを繰り返して、
10分ほどで「奥の院」に到着!
洞窟の中には、不動明王像や役行者像が祀られています。
来た道を戻り、下山します。
醍醐山の東側の笠取集落へ。
次回は、山上の西国第12番札所「岩間寺」へ向かいます。
(Day14-2へつづく↓)
🌸西国三十三所観音霊場の【御朱印】まとめ
🌸京都の【御朱印】まとめ(お寺編)
<スポンサーリンク>