令和4年11月27日
京都市東山区の「知恩院」へ。
浄土宗総本山「知恩院」は、承安5年(1175年)浄土宗の開祖・法然上人が、比叡山を下り、吉水の禅房(現在の知恩院御影堂近く)で専修念仏(※)の教えを説いたことに始まるそう。
建暦2年(1212年)法然上人の入滅後、門弟により上人の墳墓がつくられるも僧兵により荒れ果てたが、文暦元年(1234年)源智上人が墓所を修理し、仏殿・御影堂・総門を建てて「知恩院大谷寺」と号し、法然上人を開山第一世と仰いだと伝わります。
※「南無阿弥陀仏」と声高くただ一心に称えることにより、すべての人々が救われるという教え
「三門」
元和7年(1621年)徳川秀忠公の命により建立され、高さ24m・横幅50m・屋根瓦7万枚の構造・規模は、現存最大級の木造建築の二重門です。
三門とは、「空門」「無相門」「無願門」という「三解脱門」(悟りに通ずる3つの解脱の境地を表す門)を意味するそう。
「手水舎」
「宝塔」
「阿弥陀堂」
明治43年(1910年)に再建され、高さ2.7mの御本尊:阿弥陀如来座像を祀ります。
「宝佛殿」
「大鐘楼」
寛永13年(1636年)に鋳造された、高さ3.3m・直径2.8m・重さ70tの国内最大級の大鐘は、大晦日に17人がかりで撞かれるとか。
「経蔵」
三門と同じ元和7年(1621年)に建てられ、秀忠公の寄進による八角輪蔵には宋版大蔵(一切)経約六千帖を安置できます。
「法然上人像」
長い階段を登り、御廟へ!
「勢至堂」
法然上人ご終焉の本地の堂として、知恩院発祥の地とされます。
「御廟」
建暦2年(1212年)にご入滅された法然上人のご遺骨が奉安されます。
「濡髪大明神」
御影堂ができたために住家を追われた狐が、知恩院第32世・雄譽霊巌上人にお願いして用意された代わりの住家と伝わります。また、縁結びの神様「濡髪さん」として親しまれます。
「御影堂」
【御朱印】
朱印所でいただきました。
どの書き手さんも達筆ですね!
以前いただいた御朱印です。
浄土宗宗祖「法然上人」の御朱印と御詠歌
勢至堂「勢至菩薩」
2016年限定御朱印「天樹院」
千姫没後350年より、千姫の戒名に因むそう。
<知恩院>
住所:京都市東山区林下町400
電話:075-531-2111
拝観料:(庭園)友禅苑 大人300円、小人150円ほか
拝観時間:9時~16時
公式URL:http://www.chion-in.or.jp/index.php
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