令和2年12月19日
熊野古道マニアとしては、八咫烏(ヤタガラス)の「熊野神社」は外せない!
ということで、京都の熊野神社3社(熊野・新熊野・若王子社)を参拝しました。
まずは、左京区の「熊野神社」へ。
「熊野神社」は、平安時代の弘仁2年(811年)修験道の日圓聖人が、国家守護のため、紀州熊野大神を勧請したことが始まりと伝わります。
また、平安末期に熊野御幸を盛んに行った後白河法皇を始め、歴代天皇の崇敬により大いに栄えるも、応仁の乱により荒廃し、江戸時代の寛文6年(1666年)聖護院宮道寛法親王により再興されたそう。
「鳥居」
さっそくヤタガラスを発見!
「拝殿」
現在の本殿は、天保6年(1835年)に下鴨神社の旧本殿を移築したものだとか。
御祭神は、日本最初の夫婦神である伊弉冉尊(いざなみのみこと)・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と天照大神、速玉男尊、事解男尊の五柱の神をお祀りし、縁結び、安産、健康長寿の御利益があるそう。
「絵馬」もヤタガラスです!
【御朱印】
社務所でいただきました。
味のある書体で、ここにもヤタガラスが!
【御朱印帳】
カバー付き、小さいサイズです。
他にもヤタガラスが可愛らしい御朱印帳が3種類ありました♪
<熊野神社>
住所:京都市左京区聖護院山王町43
電話:075-771-4054
次いで左京区の「熊野若王子神社」へ。
「熊野若王子神社」は、永暦元年(1160年)後白河法皇が禅林寺(永観堂)の守護神として、熊野権現を勧請したのが始まりと伝わり、哲学の道の起点にもなっています。
なお、後白河法皇は生涯34回も熊野詣でを行い、その際はまず若王子で身を浄めたとされます。また、社名は御祭神である天照大神の別称「若一王子」に因んでいるそう。
「参道」
「拝殿」
御祭神:国常立神(くにとこたちのみこと)・伊佐那岐神(いざなぎのみこと)・伊佐那美神(いざなみのみこと)・天照大神(あまてらすおおみかみ)をお祀りします。
「熊野大権現」いい響きですね♪
こちらもヤタガラスの「絵馬」
【御朱印】
社務所でいただきました。
御朱印には、那智の文字とヤタガラスが!!
<熊野若王子神社>
住所:京都市左京区若王子町2
電話:075-771-7420
最後は、東山区の「新熊野神社」へ。
「新熊野神社」(いまくまのじんじゃ)は、永暦元年(1160年)後白河法皇が仙洞御所法住寺殿に紀州熊野大神を勧請したのが始まりとされます。
また、上皇の命を受けた平清盛が、熊野の土砂や材木を用いて社殿を築き、那智の浜の青白の小石を敷いて、霊地熊野を再現したと伝わります。
なお、「新熊野」を「いまくまの」と読むのは、紀州の古い熊野に対して、京都の新しい(今の)熊野という当時の都人の認識が由来となっているそうです。
「鳥居」
「樟大権現」
紀州熊野より運ばれた後白河法皇お手植えの樟と伝わり、樹齢900年とも推定されます。
また、現在も成長し続ける姿から、健康長寿・病魔退散の御利益があるとされ、特にお腹の神様として参拝されます。
「拝殿」
熊野那智大社の主祭神・熊野牟須美大神(伊弉冉尊)をお祀りします。
【御朱印】
授与所でいただきました。
くすのきとヤタガラスの副印、そして文字までカラスです♪
<新熊野神社>
住所:京都市東山区今熊野椥ノ森町42
電話:075-561-4892
公式URL:http://imakumanojinja.or.jp/
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