【京都】後白河上皇が霊地熊野を再現した「新熊野神社」の御朱印

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平成29年5月28日

京都市東山区の「新熊野神社」へ。

「新熊野神社」(いまくまのじんじゃ)は、熊野信仰が盛んであった平安後期の永暦元年(1160年)、後白河上皇が仙洞御所法住寺殿に紀州熊野の神勧請し創建したそう。上皇の命を受けた平清盛が、熊野の土砂や材木を用いて社域や社殿を築き、那智の浜の青白の小石を敷いて霊地熊野を再現したと伝わります。

「鳥居」

「今熊野猿楽」

観阿弥・世阿弥父子による「今熊野での猿楽演能」は、日本芸能史上の変革点として知られ、「能」「狂言」「歌舞伎」などは全て今熊野猿楽から始まるそう。

観阿弥はそれまでの「能」(大和猿楽)に革命をもたらし、世阿弥が室町幕府三代将軍・足利義満の庇護のもと、現在の「能」へと大成させたと伝わります。

「樟龍弁財天」「大樟」

「さすり木」

「樟大権現」

紀州熊野より運ばれた後白河法皇お手植えの樟と伝わり、樹齢900年と推定されます。現在も成長し続ける姿から、健康長寿・病魔退散の御利益があるとされ、特にお腹の神様として参拝者が絶えないそう。

「樟龍弁財天」

七福神の一つとして、財宝をもたらす神として信仰されます。伸びた樟の巨枝が、龍が空を飛ぶように見えることから、樟龍弁財天と呼ばれます。

「花の窟」

三重県熊野市の「花の窟」は、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の埋葬地と伝わり、熊野信仰の原点とも言われる場所です。伊弉諾尊・伊弉冉尊の国造り神話が描かれます。

「熊野曼荼羅」

四角の外枠が「結界」、その内側が「神の世界」を意味し、9つのブロックに分かれた世界が宙に浮いており、神が空間を超えて存在し、世界の隙間から過去・未来が見通せること、つまり「神が時空を超えた存在」であることを表すそう。

拝殿」

熊野那智大社の主祭神でもある、熊野牟須美大神(伊弉冉尊)をお祀りします。牟須美(むすび)とは、生成・育成を意味し、熊野に鎮座し生命の根源を司る神とされます。

また、摂社には、熊野速玉大社の主祭神:速玉之男大神(伊弉諾尊)や、熊野本宮大社の主祭神:熊野家津御子大神(素戔嗚尊)をお祀りします。

【御朱印】

授与所でいただきました。他にも2種類ほどあります。

神武天皇を樫原宮に導いた熊野の神の化身・八咫烏(ヤタガラス)の副印が可愛らしいですね♪


<新熊野神社>

住所:京都市東山区今熊野椥ノ森町42

電話:075-561-4892

駐車場:5台程度(無料)

公式URL:http://imakumanojinja.or.jp/


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