平成28年9月17日・24日
京都ミステリースポットの御朱印巡り!
続いては「千本ゑんま堂・引接寺」(上京区)へ。
百人一首の歌人として知られる小野篁卿は、この世とあの世を行き来する神通力を持ち、昼は朝廷に赴き、夜は閻魔法王に仕えたとの伝説があるそう。
篁卿が閻魔法王より授かった、現世浄化の「精霊迎えの法」を行う根本道場として、閻魔法王の姿を刻み建立した祠が「引接寺」の起源とされています。
御本尊はもちろん「閻魔法王」ですが、本当は地獄の支配者ではなく、死んでしまった人間をあの世の三悪道に行かせたくないために、あえて怒りの表情で地獄の恐ろしさを説いているそうです。
それにしても、地獄の裁判長「ゑんま法王」のお顔が怖すぎ!!
生前に沢山のお寺をお参りした証拠の御朱印帳を見せれば、罪を軽くしてもらえるとか、もらえないとか??
これからも精進して御朱印を集めます!
境内には紫式部の像と供養塔もあります。
【御朱印】
「閻魔法王」の達筆な御朱印は、本堂脇の寺務所でいただけます。
次いで、小野篁卿つながりで「六道珍皇寺」(東山区)へ。
「六道珍皇寺」は「六道さん」の名で親しまれており、平安前期に弘法大師の師である慶俊僧都により開創されたと伝えられており、薬師如来坐像を御本尊としています。
「六道珍皇寺」の「六道」とは、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の6種の冥界のことで、人間は死後に生前の行いによりこの六道を輪廻転生するといい、この六道の分岐点(あの世とこの世の境目)が「六道珍皇寺」のあたりだそう。
門前には「六道の辻」の石碑が!
特別公開の時のみ「曼荼羅図」や「熊野観心十界図」などの寺宝や、冥界への入口の井戸を拝観することができます。
「水琴窟」
耳を澄ませばいい音がしますね。
昼間は朝廷に、夜は閻魔法王に仕えた小野篁卿が閻魔法王の下(冥府)へ夜毎に通った「冥土通いの井戸」や、
冥府から戻るための「黄泉がえりの井戸」があります。
【御朱印】
秋の特別公開の限定御朱印をいただきました。金泥文字が映えますね♪
こちらは以前にいただいた御朱印です。
他にも閻魔法王像が安置される「閻魔堂(篁堂)」なども見応えがあり、特別公開以外でも境内は自由に散策することができます。
以上、閻魔法王にまつわる御朱印巡りでした。
※千本ゑんま堂「引接寺」 http://yenmado.blogspot.jp/
※六道珍皇寺 http://www.rokudou.jp/
🌸京都の【御朱印】まとめ(お寺編)