平成28年6月27日
西国三十三所巡礼2日目①
JR那智駅を出発し、西国第1番札所「青岸渡寺」へ向かいます。
まずは、駅前の「補陀洛山寺」へ。
「補陀洛山寺」(ふだらくさんじ)は、平安~江戸時代にかけて、小さな船に独り閉じこもり、30日分の脂と食料を携えて、生きながら南海の彼方の観音浄土(補陀洛浄土)を目指す「補陀洛渡海」の聖地として知られます。境内には、那智の海岸から渡海した25名の僧侶の慰霊碑があります。
「本堂」
御本尊:千手観音菩薩をお祀りし、苦悩する人々をお救いくださるそう。
「渡海船」
このような小船に約30日分の食料を積み込み、外から釘を打ち付けて捨身行の航海に出たそう。四方の鳥居は「発心門」「修行門」「菩薩門」「涅槃門」の死出の四門を表します。
【御朱印】
本堂でいただけます。なかなかの達筆♪
<補陀洛山寺>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮348
電話:0735-52-2523
参拝料:無料、参拝時間:8時半~16時
駐車場:数台あり(無料)
那智川沿いに古道を約5kmほど遡り、
「大門坂」の全長600mの石畳を登ると、大鳥居が見えてきます。
「熊野那智大社」は、「熊野速玉大社」「熊野本宮大社」と共に熊野三山の一社として、全国に約4,000社ある熊野神社の総本社です。紀元前662年、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)が那智の浜に上陸され、光り輝く山に那智御瀧を探り当て、御瀧を大己貴命(おおなむちのみこと)の御神体としてお祀りしたのが始まりとされます。
「鳥居」
「拝殿」
主祭神:熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)・御滝の神様を併せ祀ります。「夫須美(ふすみ)」は「結(むすび)」の意味を持つため、「結宮」(むすびのみや)とも呼ばれます。
「御縣彦社」(みあがたひこしゃ)
熊野の神様の使い・八咫烏(ヤタガラス)をお祀りし、より良い方向へ導く、導きの神様とされます。八咫烏は、サッカー日本代表のマークとしても有名ですね!
【御朱印】
授与所でいただきました。
別宮「飛瀧神社」は、那智大滝の目の前に鎮座し、御瀧そのものを大己貴命が現れた御神体としてお祀りします。熊野の神様は、元々はこの場所でお祀りされていたそう。
「那智大滝」
日本三名瀑・那智の滝は、大雲取連山からの流水を集め、全山に那智48滝と呼ばれる幾多の滝があります。滝自体が御神体とされる「那智御瀧」は、1段の滝としては日本一の落差を誇り、高さ133m・銚子口の幅13m・滝壷の深さ10m以上あるそう。
「三重塔」と那智大滝
昭和47年(1972年)に再建された塔の各層は、美しい格天井と板壁画で飾られ、千手観音・阿弥陀如来・不動明王が安置されます。
【御朱印】
滝前の授与所でいただけます。
<熊野那智大社>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
電話:0735-55-0321
駐車場:30台(防災道路通行料800円)
公式URL:http://kumanonachitaisha.or.jp/
最後に、いよいよ西国第1番札所「青岸渡寺」へ。
那智山「青岸渡寺」は、隣接する熊野那智大社と共に世界遺産に登録され、明治初期までは一体の霊場であったそう。仁徳天皇の御代(313~399年)裸形上人が那智大滝で修行中に、滝壺で発見した観音像を草庵に安置したのが始まりとされます。
また、平安時代に花山法皇がこの地で千日間の滝籠の修行をされた後、西国巡礼を復興させた由緒から、西国第1番札所に定められたと伝わります。
「本堂」
御本尊:如意輪観世音像をお祀りします。生仏上人の自刻とされ、裸形上人が那智大滝の滝壺で発見した観音像が胎内に納められたと伝わります。
境内から見る三重の塔と那智の滝のコラボは絶景♪
【御朱印】
本堂でいただけます。こちらも超達筆♪
本日はここで終了!としたいところですが、まだ西国巡礼の旅は始まったばかり。
本堂裏手から熊野古道「大雲取越」へと進み、遙か遠い第2番札所「紀三井寺」を目指します。
(Day2-2へつづく↓)
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