平成28年7月16日
初夏に巡った吉野御朱印旅をまとめます。
熊野信仰の根拠地「吉野」は、修験道の霊場「吉野・大峯」と「熊野三山」を結ぶ熊野古道「大峯奥駈道」の起点です。
吉野山一体は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。
近鉄吉野駅から「七曲り」と呼ばれる九十九折の山道を15分ほど登ると、「黒門」が見えてきます。
「黒門」
金峯山寺の総門であり、昔は公家大名でも馬を降りて歩いたと伝わります。
街道沿いには雰囲気のいいお店が並びます♪
まずは、約5kmを1時間ほど歩き、最奥の「金峯神社」へ。
急登の連続でなかなかキツいです!
「金峯神社」は、吉野の桜の名所・奥千本に位置し、大峯奥駈修行の行場の一つとして、藤原道長公も祈願したと伝わります。
「拝殿」
吉野山の地主神・金山毘古命をお祀りします。
「義経隠れ塔」
境内から少し下ると、義経と弁慶が追っ手から逃れるために隠れた塔があります。
【御朱印】
授与所でいただきました。
<金峯神社>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山1651
電話:090-3261-9968
次いで「吉野水分神社」へ。
「吉野水分(みくまり)神社」は、水を司る天之水分大神を御祭神とし、「みくまり」が「御子守」(みこもり)となまって、子宝の神として信仰されます。
「楼門」
「拝殿」
桃山時代に豊臣秀頼公により再建された美しい社殿です。
残念ながら、人の気配がなく、御朱印はいただけませんでした・・・
大峯奥駈道の標識に沿って進むと、
「金峯山寺」方面が一望♪
桜の時期は綺麗だろうなぁ・・・
次は、山道を抜けて「如意輪寺」へ。
「如意輪寺」は、延喜年間(901~923年)日蔵道賢上人により創建された、後醍醐天皇の勅願寺と伝わります。
また、正平2年(1346年)楠正行公が四条畷の戦いの前に、一族郎党143人と共に参詣し、143名分の遺髪を奉納するとともに、本堂の扉に辞世の歌を刻んで出陣したと伝わるなど、南朝との関わりも深いお寺であったそう。
「山門」
「役の行者堂」
「本堂」
御本尊:如意輪観世音菩薩をお祀りします。
「後醍醐天皇御陵」
吉野山で崩御された後醍醐天皇がお祀りされ、京都への想いを表すために、天皇家の墓陵として唯一の北向きだそう。
こんな顔出しパネルも!楠木正成公?
【御朱印】
授与所でいただきました。
(「吉野・大峯」御朱印旅②につづく↓)
<如意輪寺>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
電話:0746-32-3008
公式URL:http://www.nyoirinji.com/
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