令和元年11月2日
大阪市阿倍野区の「阿倍王子神社」へ。
「阿倍王子神社」は、神社に伝わる縁起絵巻「摂州東成郡阿部権現縁起」によると、仁徳天皇により創建され、平安初期の天長3年(826年)弘法大師空海が淳和天皇の勅命で当社に参り、疫難退散の祈祷を修したため、疫病を治癒する寺という意味の「痾免寺」(あめんでら)の勅額を朝廷より賜ったと伝わります。
また、平安朝時代より熊野詣が盛行すると、九十九王子の第二王子社として阿倍野王子と称され、法皇上皇を始め、一般参詣客の礼拝・休息等で賑わいをみせたそう。
「鳥居」
「手水舎」の龍
「御神木」
樹齢約500年、高さ約20mのクスノキが聳え、多真能木霊神・茂社能木霊神などと称されます。
「葛之葉稲荷神社」
「拝殿」
和歌山県の熊野大社(本宮・新宮・那智山)の末社として、また阿倍野村の氏神として、御祭神:伊邪那岐大神・伊邪那美大神・速素戔嗚大神・品陀別大神をお祀りします。厄除け・無病息災・病気平癒・家内安全・事業繁栄などの御利益があるそう。
戌年の大絵馬
【御朱印】
社務所でいただきました。
末社「安倍晴明神社」
平安時代の陰陽師・安倍晴明公をお祀りし、晴明公没後2年の寛弘4年(1007年)の創建と伝わります。
「鳥居」
「手水舎」の龍
「晴明公銅像」
阿倍野で生誕した晴明公は、京都で陰陽家の賀茂忠行に師事し、陰陽推算の術を修め、天文博士、大膳大夫、播磨守等を歴任し、従四位上に叙されたそう。職神(精霊)を自在に駆使し、大江山の鬼退治を指導したと伝わります。
「鎮石」(孕み石)
古代の船の錨で鎮める意味から、安産が祈願されます。
「晴明公産湯井の跡」
「葛之葉姫図」
晴明公は、古代豪族阿倍氏の出で、父・安倍保名が和泉の信太明神に参詣の折、助けた白狐(葛之葉姫)と結ばれて、当地で生誕されたと伝わります。
年季の入った狛犬
「拝殿」
御祭神:安倍晴明公をお祀りします。
晴明公の絵馬
【御朱印】
授与所でいただきました。
<阿倍王子神社>
住所:大阪市阿倍野区阿倍野元町9-4
電話:06-6622-2565
駐車場:数台(無料)
公式URL:http://abeouji.tonosama.jp/
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