平成28年10月3日
吉原遊女の史跡を辿って、台東区の「吉原神社」へ。
「吉原神社」は、明治5年(1872年)新吉原遊郭に古くから鎮座する玄徳稲荷社のほか、廓内四隅を守護する榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、九朗助稲荷社の五社を合祀し、創建されたそう。
御祭神:倉稲魂命(うがのみたまのみこと)は五穀豊穣を司る神様であり、古くから家内安全・商売繫盛の神様として信仰され、かつて吉原遊郭の遊女たちも信仰したことから、女性の様々な願いを叶えてくださるとか。
また、徒歩1分ほどで「吉原弁財天本宮」があり、大正15年(1926年)関東大震災で亡くなった遊女の供養のため、吉原観音像が建てられました。
【御朱印】
いずれも「吉原神社」でいただきました。
弁財天の「よしはら」の蛇文字がとても印象的ですね!
<吉原神社>
住所:東京都台東区千束3-20-2
電話:03-3872-5966
公式URL:http://yoshiwarajinja.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai00.html
次いで、荒川区の「浄閑寺」へ。
榮法山「浄閑寺」は、吉原遊郭の誕生より2年早い、明暦元年(1655年)に創建された浄土宗の寺院です。
また、安政の大地震(1855年)の際、沢山の新吉原の遊女が投げ込むように葬られたことから、「投げ込み寺」とも呼ばれたそうです。
花又花酔の川柳にも「生まれては苦界、死しては浄閑寺」と詠まれるなど、新吉原廃止までの25,000余霊とも言われる遊女や大地震の罹災者などの霊を弔うため、新吉原総霊塔が建立されました。
【御朱印】
綺麗な吉原遊女の朱印が押されています。
以上、吉原遊女の悲話を伝える寺社巡りでした。
<浄閑寺>
住所:東京都荒川区南千住2-1-12
電話:03-3801-6870
公式URL:http://www.jyokanji.com/
🌸東京の【御朱印】まとめ
<楽天広告>